Canon オフィシャルページより |
Arch Linux で Canon のプリンター PIXUS ix6830 をメーカー配布のドライバを用いて無線LAN で動かしましょう。
2022年12月の時点でドライバのバージョンは4.10-1です。メーカーサイトで新たに更新されている場合はファイル名を変更する等の対応が必要になります。
このプリンターの Linux 用ドライバはRPMパッケージとDEBパッケージが用意されていますが今回はRPMパッケージを使用します。RPMパッケージを Arch linux で利用するには rpmextract を使用します。
環境
CPU:core i7 9700
メモリ:32GB
OS:Arch Linux
デスクトップ環境:LXDE
設定
1.CUPSをインストールし、サービスを起動する。
$ sudo pacman -S cups
$ sudo systemctl start cups.service
$ sudo systemctl enable cups.service
2. rpmextract パッケージをインストールする
$ sudo pacman -S rpmextract
3. AURから cups-bjnp パッケージをインストールする。
$ yay -S cups-bjnp
$ sudo pacman -Rs gutenprint
6.ダウンロードしたファイルを解凍する⇒ 「cnijfilter-ix6800series-4.10-1-rpm」というディレクトリができる。
7.ディレクトリ「cnijfilter-ix6800series-4.10-1-rpm/packages」 に移動する。
8.次のコマンドでドライバを変換する。*必ず-common-を先に!
$ rpmextract.sh cnijfilter-common-4.10-1.x86_64.rpm
$ rpmextract.sh cnijfilter-ix6800series-4.10-1.x86_64.rpm
9. etc フォルダと usr フォルダが作られているのを確認する。この2つのフォルダをルート下のシステムにコピーするのですが、コピー先の usr フォルダ内の lib64 フォルダは lib フォルダのシンボリックリンクであるためコピー元の usr/lib64 フォルダも usr/lib フォルダにまとめる。
$ mv usr/lib64 usr/lib
10.2つのフォルダをシステムにコピーする。
$ sudo cp -r usr /11.コピーしたファイルのうちの2つのファイルのグループと所有権を root に変更する。
$ sudo cp -r etc /
$ sudo chown root:root /usr/lib/cups/filter/cmdtocanonij
$ sudo chown root:root /usr/lib/cups/filter/pstocanonij
12.ワイヤレス接続の場合はプリンターのアドレスを確認する。
$ sudo lpinfo -v
:
:
:
network socket
network bjnp://192.168.1.8:8611