2017年1月10日火曜日

湯川内(ゆのかわち)の賽ノ神(さいのかみ):2017年1月8日:新潟県糸魚川市

毎年一月の第二日曜に行われている「湯川内(ゆのかわち)地区の賽ノ神(さいのかみ)」を見に行きました。

賽ノ神は糸魚川市内の各地で行われる小正月の伝統行事で、一般的には竹や木の骨組みに藁(わら)を積み上げてさいの神を作り、正月飾りや書き初めなどと一緒に燃やして豊作や豊漁、無病息災を祈るものです。

地域ごとに呼び名や形など様々なバリエーションがあり、ここ湯川内では5mほどの高さにまで組み上げられた賽ノ神に向かって、攻め手である住民(主に酔っ払い)や子供たちが火の付いた藁を持って走りながら突撃しています。
そして守り手である数名の地元消防団が応戦してその攻撃を阻止し、藁の火を消し払う。
その攻防を何度も何度も繰り返す「火祭り」が見どころです。

そうして最後には火柱を上げながら燃え上がる賽ノ神を見ながら一年間の無病息災を祈願する祭りなのです。