2012年10月1日月曜日

カフェ&マルシェ つむぎ日和 VOL.2

昨年に引き続き、今年もまた「つむぎ日和」が開催されました。
今度は京ヶ峰の谷村美術館をお借りしての開催です。
お天気もどうにか持ちこたえ、美しい庭園の見えるホール内は終始お客さまの来場に恵まれました。

Ragged ovenは11:00頃から販売を始め、11:30頃にはまたもや完売してしまいました。
お買い上げいただいた皆さまありがとうございました。
並んで頂いていたのにご購入できなかった皆さま申し訳ありませんでした。
糸魚川市内を配達で回っておりますのでお気軽にご連絡くださいませ。

また、イベント全体を取り仕切っていただいた主催者の方々やスタッフの皆さん、それによくわからないうちにお手伝いしてくれていた隣接ブースの方々にも感謝しております。
素晴らしいイベントに参加させていただき、本当にありがとうございました。

主催者さまから、イベント会場入口に展示されていた出店者紹介ボードの写真を頂戴いたしました。

こちらも展示されていた紹介文です。素敵なお言葉をありがとうございます。

2012年8月26日日曜日

糸魚川クラフトフェアに出店しました


糸魚川市能生のマリンドリームで行われた「糸魚川クラフトフェア」にパン屋さんで出店しました。第一回目とはいえ、日本中から集まったクラフトマン達70組が軒を連ねる壮大なイベントです。見てまわるだけでもとても楽しいものでした。
それにしても連日の猛暑でこの日もとても暑い一日ではありましたが、私たちのブースはちょうど海を背景にしていて、海風がとても心地よいところでした。また主催者の方からはテントとテーブルまで用意していただき、とても楽しくパン屋さんを行うことが出来ました。
主催者の皆さま、出展者の皆さま、足を運んでいただいた皆さま、どうもありがとうございました。

2012年8月5日日曜日

上早川かかし祭りに出店しました


焼山の里ふれあいセンターで行われた「上早川かかし祭り」にパン屋さんで出店しました。今年のかかし祭りは屋外ステージを設けたり、太鼓の演奏を呼んだりと、例年以上の盛り上がりで、高齢化を吹き飛ばしそうな勢いでした。しかし暑い。。。
おかげさまでパンも完売致しました。関係者の皆さま、ご来場の皆さま、ありがとうございました。

かかし祭りのかかしです。一般の方の参加もOKだそうです。




2012年6月24日日曜日

フェルエッグ10周年大感謝祭に出店しました



糸魚川市平牛にお店を構える<自家製たまごの洋菓子屋フェルエッグ>の10周年記念感謝祭に招待され、敷地の一角でパンの販売を行いました。

お天気もよく、大変な賑わいの感謝祭でした。両隣のお花屋さんと小物屋さんとも仲良くさせていただきました。

ご来場いただきました皆さま、及びフェルエッグの渡辺ご夫妻さま、素敵な日曜日をありがとうございました。

フェルエッグHP
http://f-agg.biz/

2012年6月19日火曜日

ホームタウン・プレーン


ホームタウン・プレーン / 460yen

材料-小麦粉・イースト・塩・水
直径-約300mm、重量-約600g

使用している材料はバタールと全く同じものです。分量は2倍で、それを俵型に成形しています。
非常に大きいパンですのでバタールに比べて中に閉じ込められた水分量が多く、やわらかいクラム(パンの内側の白い部分)が特徴です。クラスト(外側の皮の部分)は比較的硬めです。
既製のフランスパン(フランスパンにはたくさんの種類があります)の中には、このような大きなサイズのものが見当たらなかったので、私たち(僕と妻)で新たに名前を考えなくてはならず、都会的なパンではないし、かといって田舎的なパンでもないので、間をとって”ホームタウン”という名前をつけました。

2012年4月17日火曜日

あずき洗いと冬の夜

どうやら我家には妖怪が住みついているらしい。それに気付いたのは2月初旬の深夜のことでした。

連日の大雪による災害的状況を脱していなかった我家では、家屋の周囲を屋根から下ろした雪にすっかり覆われ、玄関から出入りするにも高く積もった雪に掘ったトンネルをくぐり抜けなければならないほどでした。この冬は雪の降り始めも早く、12月中頃には毎朝の除雪作業が日課となりました。全国ニュースなどでもしばしば各地での記録的な大雪が取り上げられていたようで、1月中にはあちらこちらから私たちの身を案ずる声が届けられていました。しかしそんな心配の声をよそに容赦なく雪は降り続け、私たちは空襲におびえるようにして日々を過ごすしかありませんでした。このまま永遠に冬が続くのではないだろうかと錯覚しそうなほど精神的にも疲れ果てていましたが、2月に入ってしばらくすると腕のよい猛獣使いがライオンをなだめるように天候は落ち着きを見せ、空白の行間のような静かな日々が訪れました。

そんな日の真夜中、ふと目を覚ました私は、いつものように布団から起き出して外の様子を見ようと玄関の方に行きました。玄関から見える外路灯の明かりの様子から、降雪の状況を大まかに把握することができるからです。雪がたくさん降っていれば明日も朝から屋根の雪下ろしになるだろうと考えると憂鬱な気持ちになりました。なにしろこの冬はもう5回も屋根の雪を下ろしているのです。そりゃ誰だって嫌になります。しかし玄関のガラス戸の向こう側に高く積もった雪のわずかな隙間からは、白い光がはっきりと確認できました。どうやら雪は降っていないようです。その代わりに放射冷却の影響で家の中まで凍りつきそうな程に冷え込んでいました。ほっとひと安心した私は温もりの残っている布団に戻り、再び目を閉じました。冷たくなった足が少しずつ温まっていくのが判りました。「雪もそろそろ落ち着きを見せるだろうか?いやいやまだまだ予断は許せないだろう。」私はそんなことを考えながらしばらくの間まどろんでいましたが、ようやくウトウトし始めた頃、天井の方から奇妙な音が聞こえてくるのに気がつきました。

「キュゥゥゥゥッ・・・・キュッ・・・・キュゥゥゥゥッ・・・・キュッ・・・・」それは人が降り積もったばかりの雪の上を注意深く歩いている時のような音でした。実は私がこの音を聞いたのはこれが二度目です。一度目は平成18年豪雪の真っ只中の夜のことでした。その時は屋根には1メートル50センチ以上の雪が積もっていて、なおかつ執拗に雪が降り続いていました。そんな状況の中でその音を聞いた私は雪の重みで家が潰れる前兆なのだと思い込み、夜明けを待たずに屋根に上って雪下ろしを始めました。ところが、今夜は雪なんて降っていませんし、屋根雪も30センチくらいしか残っていません。ですからこの音が雪の重みで家が倒壊する前兆の音であるというのは間違いである可能性が高いと考えられます。そうすると一体何の音なのでしょう。幽霊や妖怪の類か、それともひと月遅れのサンタクロースが侵入口の煙突の穴が小さいじゃないかと屋根の上で途方に暮れているとでもいうのでしょうか。私は少し混乱しながらこの怪現象についてあれこれと可能性を考え、小さい頃に読んだ一冊の漫画の中に、今起こっている現象ととても似た話が書かれていたのを思い出しました。

30年以上前、小学校低学年だった頃の私は3歳年上の兄の買ってきた漫画を借りて読むことがよくありました。当時子どもたちの間で人気があったのは少年チャンピオンという漫画雑誌で、兄の書棚にもそれに掲載中の『ドカベン』や『マカロニほうれん荘』、『レース鳩999』などといった人気漫画のコミックス=単行本がたくさん並べられていました。そしてその中に『ロン先生の虫眼鏡』という少し地味ながらも子ども心を夢中にさせてくれた一冊の漫画がありました。これは私たちの身近に住む小さな昆虫や小動物が巻き起こす数々の不思議な事件を、主人公のロン先生が豊富な知識と持ち前のフィールドワークでわかりやすく解説してくれるという物語で、愛読者たちの間ではファーブル昆虫記の日本版とも呼ばれています。その中のひとつに『小豆洗い(あずきあらい)』という妖怪が客室に現れて困っている古い民宿の謎を解き明かすという話がありました。『小豆洗い』とは雨の夜や静かな夜更けにどこからともなく「ザクッ・・ザクッ・・」と小豆を洗っている音が聞こえてくるという怪談に登場する妖怪のことで、その姿を見た者は死んでしまうという如何にもな余談までついています。

たまたま居合わせたオカルト記事探しの新聞社の人たち数名とその部屋に泊まることになったロン先生。夜も更けて皆が寝静まった頃、何処からともなく「ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・」と小豆を研ぐ音が聞こえきます。一斉に目を覚まして大慌てする人たちを静かに制して、ロン先生は部屋の隅々をじっと観察し、1匹の小さな虫を捕まえます。そしてそれを慎重に顕微鏡の板ガラスに乗せ、皆に見せながら言います。「さあとうとう小豆洗いを捕まえたぞ!」 さすがに虫の名前までは覚えていなかったのでインターネットで探してみたところ、ロン先生の見つけた犯人はチャタテムシという非常に小さな昆虫だったようです。チャタテムシはあごで障子や柱を引っ掛けてサッサッサッという特徴のある音を立てるのだそうで、人々はそれを薄気味悪がり『小豆洗い』と呼んで恐れていたのだと書かれています。ロン先生の話は続きます。チャタテムシは農薬のために今では山奥の民宿にしかいない。実をいうと自分はチャタテムシの音を聞くためにこの民宿に来ているのだ。だからできれば新聞などで騒ぎ立てずにそっとしてもらいたいのだ、と。

さて、改めて『小豆洗い』についてWikipediaで調べてみたところ、新潟県の糸魚川市に出没すると書かれていたことにとても驚きました。やはりそうなると我家の天井で奇妙な音を立てているのもこの『小豆洗い』=チャタテムシである可能性が高まってきます。こんな貴重な生き物が我家に住み込んでいるのかも知れないとなるとちょっと興奮してきますね。しかし、こんな真冬の寒い日に活動する虫がいるのだろうか?と疑問も残ります。どなたかこのチャタテムシ方面に詳しい方がいらっしゃいましたら是非お教えくださいませ。

それ以来、夜更けに目が覚めるたびに、『小豆洗い』はいないだろうかとよく耳を澄ましてみるのですが、期待とは裏腹に一向に現れてくれそうな気配はありません。そうこうするうちに長かった冬も少しずつゆるみ、待ち遠しかった春がまたやって来たようです。

参考URL:
http://www.asahi-net.or.jp/~an4s-okd/book/43001.htm 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%B1%86%E6%B4%97%E3%81%84

2012年2月27日月曜日

餅つき大会


私の住む集落において毎年恒例の行事であります「餅つき大会」が開催され、冬の寒い日に集落の老若男女30人程が会館に集まりました。

写真は男衆(おとこしゅう)がお餅をついているところで、大きな臼(うす)を真ん中に置き、それを囲んだ三人が手にした杵(きね)を順番に打ち下ろしながら餅をつくという方法がとられています。
いわゆる「手を水でぬらしながらお餅を杵から剥がしたりひっくり返したりする役割の人」はここにはおりません。
ですから写真のようにお餅が杵にくっついてしまった場合も、次の人が打ちおろす杵が先の人の杵に付いたお餅を引き剥がしつつ臼のお餅を打つという、なかなかに高度な技術が必要とされます。
私のような初心者は上級者の中に入ってしまうとお餅をつくペースについていけなくなってしまうのでくれぐれも注意が必要です。

早川地区でもこうやって年に一度の餅つきを行う集落は、近代文化の浸透と高齢化のために本当に少なくなってしまっているそうです。
私たちの集落にこのような慣習が今でも残り続けているということは、21世紀の日本においては文化遺産的に貴重なことなのかも知れません。

2012年1月12日木曜日

はがき作成ソフト「筆ぐるめ」の不具合について

新年も明けて間もない3日の遅い朝、毎週に一度自宅にパンを配達させてもらっているご近所の方から電話がありました。
とても博学で物静かなご主人と快活な奥様の二人暮らしで、子供たちも随分可愛がってもらっているご夫婦です。
聞いてみると年賀状を作るために使っている「筆ぐるめ」というはがき作成ソフトで、保存していたはずの住所録が消えてしまったという話でした。

とりあえず実際に見てみないと判らないのでお家にお邪魔して、茶の間のパソコン(NEC/windows7)の「筆ぐるめver.16」を起動してみると、確かに住所録は一件も見当たりません。
それに新しく住所録ファイルを作ろうとしてもエラーが出てしまう。
これはおかしい。
が、とり合えず不具合はメーカーに問い合わせるとして、今まで作った住所録を探すことと残りの年賀状の印刷を終わらせるため、ご主人のパソコン(TOSHIBA)を借りてそれにプリンタを接続し、元のパソコンから探し出した(これがなかなか見つからなかった)住所録ファイルをそちらで読み込んで年賀状を印刷(2枚だけですが。。。)することが出来ました。

とり合えず自宅に戻り、「筆ぐるめ」の製造メーカである富士ソフトにメールで問い合わせをしたところ、翌日、つまり4日に返答がきました。
後日、それを印刷したものを持って先のご夫婦のところへ再訪し、茶の間のパソコン内の「筆ぐるめ」は無事復活しました。
ああ、よかった。

同様の不具合でお困りのときの参考のために、富士ソフトからの返答を掲載いたします。
また下記の「16」は「筆ぐるめver.16」の「16」と思われますのでご自身のソフトのバージョンを確認のうえ作業してください。

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お問い合わせ有難うございます。
お客様のご質問に関しましては、住所録画面にて
住所録が表示されなくなり、項目も『みんなの住所録』
と『マイ住所録』が表示されなくなってしまった。
ということでよろしいでしょうか。

恐れ入ります。お客様の現象につきまいては、以下の
手順にて16フォルダを削除していただき、住所録画面
が正常に表示されるかご確認くださいますようお願い
致します。

【「16」フォルダの削除方法(Windows 7用)】
★筆ぐるめが起動している場合、終了してから
下記操作を実行して頂きますようお願い致します。
1.画面左下のWindowsの旗のマークの上で右クリックし、
「エクスプローラ―」をクリックしてください。
2.画面左の「ローカルディスク(C:)等」をクリックし、
画面右側の「ユーザー(User)」をダブルクリックしてください。
3.画面右側「ログオンしたユーザー名」をダブルクリックしてください。
画面右側「AppData」をダブルクリックしてください。
※「AppData」が表示されていない場合、画面左上の[整理▼]をクリックし、
[フォルダと検索のオプション]をクリックしてください。
[表示]タブをクリックし、「詳細設定」ウィンドウ内の
[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する]にチェックをし
「OK」をクリックしてください。
4.画面右側「Local」をダブルクリックしてください。
5.画面右側「Fujisoft」をダブルクリックしてください。
6.画面右側「Fgw」をダブルクリックしてください。
7.「16」フォルダをクリックし、画面上ツールバー「整理」をクリックし、
「削除」をクリックしてください。
8.表示されている画面を閉じ、筆ぐるめを起動し、
現象が改善されているかのご確認をお願い致します。

以上、宜しくお願い致します。
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また今回のような不具合がどのようにして発生するのかについては、

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お客様の現象に関しまして、「みんなの住所録」や
「マイ住所録」等のグループを表示させる機能を持つ
「構成ファイル」の保存状況により発生していたと考えられます。

なお、前例と致しましては、パソコン終了時に、
パソコンの電源ボタンより強制終了される場合に
同様の現象が発生する場合がございます。

以上、宜しくお願い致します。
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との返答をいただきました。
もちろん不具合がないソフトを提供していただくに越したことはありませんが、今回の件では富士ソフトの担当の方には大変適切に対応していただけたと思っています。
感謝!