2011年12月31日土曜日

大晦日

大晦日の夜です。葉月と楓夏は自分達で布団を敷き、もう寝ました。マッキーは雀乃を寝かしつけに寝室に行きました。
私は今年5月に41歳を迎えましたが、これほど感慨深い大晦日は多分初めてです。
いままでも自分なりの節目とか環境の変化(思えば20代の頃は大晦日も元旦も仕事だったなぁ)とかによって多少の違いはありますが、それなりに一年を振り返ってみては、「ああ、今年も無事一年過ごすことができた。」とほっと胸をなでおろすことが大晦日の持つ意味でした。


震災以来、我家では毎日食事の前にはお祈りの時間を設ける習慣を持つようになりました。3.11の地震直後、気仙沼のマッキーの実家と連絡が取れなくなり、ラジオニュース(我家にはテレビがない)と非力なインターネット(当時の我家はダイヤル回線だった(笑)。)だけを頼りに必死に情報を集めましたがそこからは何の解決の糸口も見付けられず、気の重い夕食の時間になったときに、「我家で今日からご飯のときにお祈りをするようにします。」と決め、気仙沼にいて消息のわからないマッキーの姉夫婦と姪っ子の無事を神様に祈りました。その時はマッキーのお腹(雀乃が入っていた)も大きく、私も身動き取れない状態だったので、それ以外に自分たちにできることはありませんでした。
それから、ようやく義姉家族の無事の知らせが届いたのは14日の朝でした。今思えば随分早く連絡が取れたものだと思いますが、その3日間の間は本当に長く感じました。その10日後の23日、待望の雀乃が産まれました。バタバタと慌しかった割には出産予定日にちゃんと産まれてきました。そんな2011年がもうすぐ終わろうとしています。

本当にこの一年を家族が皆無事に過ごせたことに感謝します。
またこの世に住む小さな子供たちや赤ん坊、まだお母さんのお腹の中に居る赤ちゃんたちが元気にすくすく育つことが出来ますよう、どうかこれからも御見守りください。