2011年6月26日日曜日

蛍の季節

 我家の周りには田んぼが多くあり、今の時期、夜の8時頃になると、まだ薄っすらと青みの残る闇の中に美しく舞い散る蛍を楽しむことができます(ちょっと自慢)。6月中はゲンジボタルとヘイケボタルが混在していますが、しばらくするとヘイケボタルのみになります。
 また車に乗って少し離れた河原まで足を伸ばすと、ちょっと信じられないほどの数の蛍が車のハザードランプに反応して押し寄せてきます。ただその光景を写真に収めるのはとても難しいので、ぜひ本物を見に来て欲しいですね。

タチアオイの花が咲きました

 玄関先のタチアオイが今年も花を付けてくれました。
 4年前、この集落に引っ越して来てからの最初の夏。そこかしこに花を咲かせ、人々の目を楽しませるこのタチアオイを初めて見て、いつか我家にも咲かせたいと思い、こっそりと種をかき集めて玄関先に丁寧に蒔いたのを思い出します。


 一緒に写っているのは、花の中に大きなドングリバチを見つけて一瞬身じろぐ次女です。

2011年6月24日金曜日

パンの紹介


自家製酵母の発酵パン:ライ麦粉:プレーン

 ライ麦パンは小麦、ライ麦全粒粉、塩、酵母(酵母を培養する際、餌として「てんさい糖或いはきび糖」が与えられている)、水で作られています。
ライ麦はもともと、寒くて小麦が育ちにくい土地で栽培されていた麦の一種です。テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」の中で、ハイジが目の見えないペーターのお婆さんに「固い黒パンじゃなくては柔らかい白パンを食べさせたい」との思いからフランクフルトに行くことを決意する場面がありましたが、この「黒パン」と云うのはライ麦の含有量の多いどっしりとしたパンのことではないかと思われます(たぶん)。

 「ライ麦パンはワインに合いますよねぇ」などと尋ねられて、「え、ええそうですね。アハハ」などと適当な返事をしたりもしますが、本当のところ我家ではその組み合わせで食べることはありません。ワインを飲むと頭が痛くなるからです(笑)。だからチーズやハムやレタスなんかをはさんでサンドイッチにすることが多く、飲み物はコーヒーや牛乳があれば十分です。

2011年6月23日木曜日

給食試食会

 小学一年生の葉月(長女6歳)の通う学校での給食試食会に参加してきました。
 父兄はまず体育館で子供達と一緒に体育の授業を受け、親子で赤組と白組に分かれて、ミニ運動会を行い、存分にお腹を空かせてからのお待ちかねの給食となりました。
 今日の献立はパン、牛乳、汁物、サラダ、鶏肉。特にこの鶏肉はトマトとニンニクをうまく絡めてあってとても美味しいものでした。おかわりしたかったなぁ。


 給食が終わり父兄はそのまま解散となったのですが、なんだかおかしな感じがするなあと思っていたら、理由がわかりました。勉強時間や休み時間の区切りを知らせるチャイムが鳴らないのです。だから授業時間と休憩時間が徐々にフェードアウト・フェードインしていくといった感じで時間が進行していくのです。ナンか変だなこれ。

2011年6月20日月曜日

熱が出た


楓夏(次女4歳)が熱を出して保育園を早退して帰ってきました。先生の話では39度ほどまで上がったのだそうです。
園では今のところ流行っている病気に心当たりはないそうなので、土日の休みの日にいっぱい遊びすぎたのかな?
絵は父の日の楓夏からのプレゼントです。早く良くなってね。

2011年6月18日土曜日

子供がたーくさん!

 早朝、仙台に住む友人家族から電話がありました。実際のところは昨日の深夜に着信があったらしく、目が覚めてから折り返しかけ直したところが繋がらず、しばらくしてから再度折り返しの電話をもらったという事になります。
 深夜に電話をかけてくるなんて、どんな大事な話かと聞いてみると、「この土日で高速道路料金1000円のサービスが終わるので、最後にどこかに出かけようという話になり、今糸魚川に向かっているところ」という話でありました。え!?こっちに向かってるの?
 うーむ、仙台から糸魚川までは大体500キロメートルくらいあるのですが、その距離を家族4人で「最後だからちょっと行ってみよう」と思えるのはこの家族の行動力のなせる業なのだと思います。


 そしてまた運の良いことに、今日は我家に早川に住む子供達がたくさん集まった日でもあり、お昼過ぎには寺子屋のような賑わいになってしまったのでした。

2011年6月15日水曜日

薪を割る

 これがパンを焼く際に使う薪です。主に長女の同級生のお父さんからもらった間伐材の杉を利用しています。これをチェンソーで玉切りにして、家まで運び、それを斧で割り、十分に乾燥させてから使用します。薪割りという作業自体は大してしんどいものではありません。大変なのはやはり調達・運搬だと思います。


 薪として使用する木には大きく分けて二つの種類があります。ひとつは杉や松などの針葉樹、もうひとつはナラやブナなどの広葉樹です。自宅で薪ストーブや暖炉に使用する人や愛好家の人たちの間では広葉樹の薪が持てはやされ、針葉樹は敬遠されがちです。理由は針葉樹の薪を燃やした際に煤(ヤニ)が大量に発生すること(煙突内が汚れる)、火持ちが良くないこと(小まめに薪を投入しなければならない)、広葉樹のほうが香りがいいこと(リンゴの木の薪はリンゴの匂いがするらしい)などが挙げられます。では何故、Ragged ovenでは杉の薪を使うのか。
 第一に調達が簡単であることです。山に杉を植えている人であれば何年かに一度、間伐という作業を行わなければなりません。その際に出る間伐材も買い取ってもらえる(それでも安いらしい)ほど大きく育っていれば良いのですが、そうでない場合は自分達で処分するか、その場に放っておくかしなければなりません。そのようなものをもらって来ているのです。先ほど書いたように多くの人は広葉樹の薪を嗜好するので、あまり需要のない杉を使うことで調達に必要な労力を大幅に節減することができています。
 もうひとつの理由は乾燥が早いということです。水分を含んだ生の木はなかなか燃えません。無理やり燃やそうとしてもまず木の中に含まれた水分が蒸発してからしか燃えないので、かまどの温度が上がりません。ですから大量に薪をストックする場所のない我家では乾燥の早い杉の薪が重宝されているのです。


 薪割りはなかなか楽しい作業です。どうぞ我家に遊びに来た際は薪割りを堪能していってください。などと旨いことを言いながら自分だけラクをしようとする筆者でありました。

水番の記録

雨が降った翌日の早川流域の景色です。手前には坪野集落、その先にはまだ雪の残る焼山岳が見えます。

2011年6月13日月曜日

上コミ・花壇作業

早朝6:30から、上コミ(上早川コミュニティ推進協議会)の集まりで、ふれあいセンターの花壇の花の植え替えを行いました。
花壇内の雑草を刈り、花が咲き終わったチューリップの球根を掘り出し、耕したところにマリーゴールドやサルビアなどの花を植えていくというもので、作業は2日に分けて行われました。

2011年6月12日日曜日

救命講習に参加しました

小学校の夏休みといえばプールです。そのプールが始まると父兄もプール監視員として交代で参加しなければなりません。その際に救命に関する知識があったほうが良いであろうとのPTAの呼びかけで、市の消防本部で開催された救命講習に参加してきました。
えー彼が心肺蘇生法の練習をするためのマネキン君です。毎日少しずつ髪の毛が伸びるので3ヶ月に一回は散髪してあげなければなりません。(注1)
肩のところに置いている赤いカバンには<AED:自動体外式除細動器>という機械が入っています。これ一度使ってみたかったんです。AEDの特筆すべきところはとりあえず電源スイッチを押せば扱い方を機械が指示してくれることです。ただしAEDを使うにせよ使わないにせよ心肺蘇生法ができることが前提のようです。


(注1)ウソです。

2011年6月11日土曜日

6.11 脱原発デモ in 富山

 フリージャーナリスト、岩上安身さんの立ち上げたIWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)主催『6.11脱原発100万人アクション』完全ライブ中継プロジェクトが富山市でも行われたので家族で参加してきました。
 張り切って自前のプラカードを持って駆けつけては見たものの、東京などと比較するとやはりまだデモに参加すること自体への抵抗があるのか、参加人数も100人ほど。主催者側の意向でシュプレヒコールもなく、DJが反原発ソングをガンガンと流しながら、炎天下の中を黙して歩き続けるというちょっと変わったデモでありました。

 デモに参加したのは私と妻は2回目で、一度目は<アメリカのイラク侵攻を日本が支持することに反対する>デモでした。僕と妻は数日後の3月22日に結婚式を挙げる予定にしていて、まだ子供たちも生まれていませんでした。しかし僕たちの意思表示もむなしく、3月20日にイラク戦争が始まってしまったのでした。

 今回のデモに関して思ったことは、やはり子供を3人連れての参加は大変でした。
 まず、歩くのが早い。できるだけ列を乱さずに警官に誘導されながら歩くのですが、子供の足ではちょっと大変だったかも知れません。もうひとつは途中で飽きてしまうこと。だって歩くだけなのですから。。。
 あと、個人的にはやはりシュプレヒコールやりたかったです。
 リンクから富山市でのデモの様子が見られます。27分辺りで岡崎家がアップになりますよ!

2011年6月9日木曜日

次女保育園遠足

今日、次女の通う保育園のバス遠足がありました。お母さんはまだ赤ん坊の三女の面倒があるので僕が付き添いに。訪れたのは富山市の「とやま健康パーク」です。
屋内の生命科学館はなんだか古臭くていまいちでしたが、屋外施設は敷地が広大で且つ日陰も意図的に作られていて、その中にある人工池とフィールドアスレチックがとても楽しいものでした。今度は家族で遊びに来たいと思います。

2011年6月7日火曜日

子供のいる風景

今年の春から、近くの施設の駐車場に自転車を持ってよく遊びに行っています。
車が一台もない駐車場は格好の自転車練習の場所なのです。
5月の初め頃、小学一年生になったばかりの長女がようやく補助なしの自転車に乗れるようになりました。
と喜んでいたのもつかの間、今度は2歳年下の次女までも補助なしに乗れるようになりました。こ、これには驚き。


そんな訳で今日も(午前2時からパンの準備を始めて11時前に焼き終わり、そのまま水番をしに1時間ちょっと山に行き、くたくたになって帰ってきてから昼食をとり、あ、その前に昼食を作り、そして配達に出発。配達を終えて、小学校と保育園に子供たちを迎えにいき、その子供たちにせがまれて)駐車場にやって来たのでありました。ああ眠い。

パンの紹介

自家製酵母の発酵パン:全粒粉:プレーン


全粒粉のパンは小麦、小麦全粒粉、塩、酵母(酵母を培養する際、餌として「てんさい糖或いはきび糖」が与えられている)、水で作られています。
全粒粉というのは小麦を皮や胚芽ごと臼などで轢いたもので、それに対してそもそもの小麦粉というのは轢く前に皮や胚芽を取り除いてから粉砕したもので、その他にも非常に面倒な工程を経て作られています。お米でいうと玄米と白米との違いに良く似ていると理解してください。
小麦粉だけで作られるパンに比べると、少しザラッとした野生的な食感で、噛めば噛むほどに味が出ます。
ここだけの話ですがRagged ovenで使用している全粒粉は仕込みの当日(焼成の前日)に玄麦を石臼で轢いて使用しています。それが良い方法なのかどうかはよく判らない(というのも轢きたての小麦粉はグルテンが弱いと言われています)のですが、まあ美味しいのでそうやって使っています。

パンの紹介

自家製酵母の発酵パン:全粒粉:プレーン


材料は小麦、小麦全粒粉、塩、酵母(酵母を培養する際、餌として「てんさい糖或いはきび糖」が与えられている)、水

パンの紹介

自家製酵母の発酵パン:全粒粉:プレーン
小麦、小麦全粒粉、塩、酵母、水

2011年6月5日日曜日

発芽しました

はっ、はじめまして、ぼく、とうもろこしですっ!よろしくおねがいしますっ!

ピカピカの一年生のように背筋を伸ばす姿が初々しいトウモロコシはイネ科の植物です。そういわれてみると大きく育ったときの姿も実の付き方もお米と良く似ています。

SUBARU サンバーディアスクラシック’93

我家の愛車、1993年生まれ、スバルのサンバーです。
最近、走行距離15万キロメートルを超えたので、もうかなりのポンコツですが、家族からは『サン婆ちゃん』の愛称で親しまれている軽バンです。
後輪ハブベアリングがガタガタになってしまったので近くの自動車整備工場で交換してもらい、今日無事帰ってきました。
パワーはありませんが四輪駆動にもできるので真冬の豪雪山間地(我家)ではとても重宝しています。
買い物や子供の送り迎えなど日常生活の足替わりとしてはもちろん、パンの配達、薪の運搬、家族旅行に車中泊など。我家の糸魚川での歴史はこの車とともに刻まれているので、すっかり家族の一員のようなものです。

2011年6月3日金曜日

パンの紹介

山型食パン2斤

Ragged ovenのパンの中で一番人気のパンです。
材料は小麦、塩、てんさい糖(またはきび糖)、無塩バター、ドライイースト、水。これをストレート法で一気に捏ね上げることで良い香りのするパンを作ることができます。同じレシピで作る角型食パンもありますが、個人的には角型の方がパンの内側に香りや旨味がきちんと閉じ込められているような気がして好きです。イーストはサフ社のインスタントドライイースト赤(ビタミンC入り)を使用しています。とても香りが良く、使いやすいイーストだと思います。


フランスパン:バタール

小麦、塩、イースト、水のみで作るフランスパンです。焼いたその日のうちに食べるのがベストです。
使用しているイーストはサフ社インスタントドライイースト赤(ビタミンC入り)です。同社のインスタントドライイースト青(添加物なし)もを使ってみたこともあるのですが、
1.膨らみが劣る
2.香りが劣る
3.安定感がない
という結果だったので、やはり添加物(ビタミンC)入りでも赤のほうを使用しています。


今日は市販のイーストを使用したパンの紹介でした。

2011年6月2日木曜日

リブリーについて

「ガジェット金魚」をブログに貼り付け、餌をあげたりして遊んでいたところ、それを見た子供たちが「私たちもパソコンで金魚を飼いたい」と言い出しました。しかしこのブログで使用している金魚は、ブログに付属するタイプのもののようなので、パソコンの画面上でダイレクトに飼育するものではありませんし、何よりもまったく成長しません。そこで独立してパソコンの画面上で飼えるペットのようなものがいないかなと探した結果、たどり着いたのがリブリーでした。


リブリーにはいくつかの種類があって、登録すると島とリブリーが与えられ、その島で餌をあげたり、トイレをさせたり、散歩をさせたりしながら、こつこつとリブリーを育てていくのです。
そうやって子供たちに一匹のリブリーを飼わせてみていたのですが、そのうちに妻までも「私もリブリー飼いたいなぁ」と言い出し、じゃあ僕もということで我家では三匹のリブリーの面倒を見ることになりました。それが上の三匹です(赤いのはリブリーではない)。
ちなみに「みみくに」という島の「いよかん(オレンジ色のやつ)」というリブリーが僕のリブリーですので、リブリーをやっている人は遊びに来てやってくださいね。

2011年6月1日水曜日

水番の記録


山の中には当然野生動物がいます。タヌキやアナグマは民家近くにも出没しますが、ちょっと山に入るとウサギやイノシシ、サルやシカがいるそうです。そして山の中を歩く際に最も出会いたくないのはクマです。
だからこの辺りの人たちは山に入る際には必ず「熊除けの鈴」を持ちます。人がいる気配を感じると動物達は前もって逃げていくからです。水番をする人はさらに山奥に入っていくので、遠くまで音の通る風鈴のような鈴を付けます。僕が使っているのは牛とか羊につけるカウベルですが、そのおかげか僕が水番の仕事を始めてから昨年の4ヶ月間で出会った野生の動物はかわいいリスだけでした。


先日、水番で山に入った際、しばらく歩いてからカウベルを付けるのを忘れていることに気付きました。車まで取りに戻ろうかとも思ったのだけれども、随分歩いてしまったからそれも面倒だし、何しろ今までも動物に出会ったことはないのだから、きっと今日も大丈夫だろう。などと考えていたところ、10メートルほど先のところにある草薮からガサガサッと巨大なカモシカが現れたかと思うと、ボクシングヘビー級チャンピオンのような軽快な足どりで、垂直に切り立つ断崖を駆け登って行ったのです。声を出すヒマも(もちろん写真を撮る余裕も)なく、しばらく全身が凍りついて動けなくなってしまいましたが、とりあえず考え直して、カウベルを取りに車まで戻りました。

パンの紹介

Basic Bread:プレーン
ベーシックのパンは小麦と塩と水と酵母のみで作られています。